PC で作業をしていると画面の明るさが勝手に変わってしまうことがあり困っていました。ウェブで調べてみると、 Windows の “画面の明るさを自動的に調整する” をオフにしたり、 ディスプレイドライバーの設定で変更するといった情報が数多く見つかります。
しかし、 私の環境にはいずれの解法も該当しませんでした。いろいろと調べてみたところ Windows ではなく、 もっと別のところに原因がありました。それは ・ ・ ・ 。
明るさが変わる原因はモニター側の設定だった!
周辺環境の明るさに影響されているわけではなかったので照度センサーの問題ではなさそう。一定時間放置することで暗くなるというわけでもなかったので省電力設定でもなさそう。
どうやら、 モニター全体に黒っぽい内容を表示すると画面が勝手に暗くなっているようでした。たとえば、 背景を黒くしたテキストエディターを全画面表示すると画面の明るさが落ちる感じです。これは表示内容に連動して明るさが変わっているので Windows の設定に違いない! とアレコレと設定を探したのですが解決できず。
ふと、 モニターの前面パネルで設定をいじっていたところ原因が判明。解決に至ったのでした。
DCR(Dynamic Contrast Ratio)
使用していたモニターは iiyama の ProLite B2403WS です。このモニターに搭載されている DCR (Dynamic Contrast Ratio) という機能がオンになっていると、 黒中心の内容を画面に表示したときに明るさが勝手に落ちてしまうのでした。
DCR というのは動的にコントラスト比を調整してくれるというものだったのですが、 まさか明るさまで変わってしまうとは思いもよりませんでした。
モニターの全面パネルから OSD 設定から Miscellaneous → DCR を開いて設定値を On
から Off
に変更することで、 画面の明るさが勝手に変わってしまうことはなくなりました。
Windows の設定で解決できない場合は、 ハードウェア自体の設定も見直してみてください。