SharePoint Foundation 2013 SP1 をスタンドアロン構成でインストールすると、 SQL Server 2008 R2 Express Edition SP1 が自動的にインストールされます。Express Edition はデータベースのサイズが 10GB に制限されているため、 SharePoint のコンテンツデータが増えたときに不足することがあるかもしれません。
今回は、 SQL Server Express Edition の代わりに SQL Server Standard Edition を使用して SharePoint Foundation 2013 SP1 スタンドアロンを構成する方法を説明します。
インスタンス名をSHAREPOINTにする
SharePoint Foundation 2013 SP1 をスタンドアロン構成でインストールすると、 SQL Server Express Edition SP1 が自動的にインストールされます。自動的にインストールされる SQL Server のインスタンス名は SHAREPOINT
になります。
先に SQL Server Standard Edition を手動でインストールし、 インスタンス名を SHAREPOINT
にしておくと、 SharePoint のインストーラーは SQL Server Express Edition のインスタンスをセットアップせずに、 既に存在する SHAREPOINT
インスタンスに必要なデータベースを作成してくれます。
SharePoint 用に SQL Server Standard Edition をインストールするときは、 既定のインスタンス
ではなく 名前付きインスタンス
を選択して、 名前を SHAREPOINT
にしておきましょう。
SharePoint Foundation 2013 SP1 がサポートしている SQL Server のバージョンは、 2008 R2 SP1 (10.5) / 2012 (11.0) / 2014 (12.0) となっています。今回は、 SQL Server 2014 Standard Edition を使用しました。
SharePoint Foundation 2013 SP1をインストールする
あとは、 普通に SharePoint Foundation 2013 SP1 をスタンドアロン構成でインストールするだけです。
インストール完了時に以下のメッセージが表示されますが問題ありません。
いくつかの必須の Office コンポーネントが正常に完了しませんでした。詳細については、 セットアップ ログ ファイルを参照してください。
これは、 SQL Server Express Edition のインスタンスがセットアップされなかったために表示されているメッセージです。
以上の手順で、 SQL Server Standard Edtion と SharePoint Foundation 2013 SP1 の組み合わせを構成することができます。