2017 年 7 月 10 日~11 日までの 2 日間開催されていた Amazon プライムデーで Fire HD 8 が半額の 5,980 円で販売されていたので購入してみました。
この端末には Fire OS という専用の OS が搭載されているのですが、 中身はほとんど Android です。
ADB 接続も簡単にできるので Android アプリケーション開発時の動作検証用タブレット端末としても役立ちます。開発用 PC のスペックが低いと Android エミューレーター起動するのも重荷ですからね。実機があるとデバッグも楽になります。
今回は Fire HD 8 の ADB を有効にして Android Studio から認識できるようにする方法を解説します。
開発者オプションを表示してADBを有効にする
設定 → 端末オプション をタッチします。画面の一番下に シリアル番号
が表示されている部分があるので、 ここを 7 回タップします。これで 開発者オプション
が表示されます。
開発者オプション
が表示されたら、 これをタッチします。開発者向けのオプションがいろいろと表示されています。
ADBを有効にする
のチェックをオンにすると、 PC との接続時に ADB デバイスとして認識されるようになります。
PCとUSBケーブルで接続する
あとは USB ケーブルで PC と接続するだけで、 特に追加のドライバーをインストールする必要もなく、 そのまま ADB デバイスとして認識してくれました。
コマンドプロンプトで adb devices
コマンドを実行して、 デバイスが表示されれば認識できています。
Androidのバージョンは? APIレベルは?
最後に Android Studio から Fire HD 8 の対応している Android バージョンと API レベルを確認しておきましょう。
Fire HD 8 は Android 5.1.1
、 API レベル 22
相当ということが分かりますね。
Android 5.1.1
というのはコードネーム Lollipop
に該当するもので、 最初のバージョン (5.0) は 2014 年にリリースされました。2017 年発売の端末で Android 5.1.1
搭載というのは古めかしい感じもしますが…5,980 円ですからね、 十分アリだと思います。