Windows Server を定期的に再起動するように設定したいことってありますよね。Windows Server 自体の動作は安定していても、 サードパーティー製のソフトウェアや自作の常駐アプリケーションがメモリーやリソースをリークしていて長期間の連続稼働で動作が不安定になってしまうことがあります。
定期的な再起動はサーバーの安定稼働に寄与します。
今回は、 Windows に標準で備わっているタスクスケジューラーを使用して、 Windows Server 2012 R2 を定期的に再起動する方法を紹介します。
再起動タスクを作成する手順
サーバー マネージャー
の ツール
から タスク スケジューラ
を起動します。
左側のツリーから タスク スケジューラ ライブラリ
を右クリックして、 コンテキストメニューから タスクの作成...
を選択します。
「全般」 タブで以下の設定をします。
- 名前
定期的な再起動
- タスクの実行時に使うユーザーアカウント
NT AUTHORITY\SYSTEM
ユーザーまたはグループの変更... ボタンを押してから、 テキストボックスに SYSTEM
と入力して 名前の確認 ボタンを押すと、 タスクの実行時に使うユーザーアカウントとして NT AUTHORITY\SYSTEM
が設定されます。
「トリガー」 タブで 新規... ボタンを押して、 新しいトリガーを以下の内容で作成します。
- タスクの開始
スケジュールに従う
- スケジュールの周期 (毎日や毎週特定の曜日、 時間) は適宜設定してください。
「操作」 タブで 新規... ボタンを押して、 新しい操作を以下の内容で作成します。
- 操作
プログラムの開始
- プログラム/スクリプト
shutdown.exe
- 引数の追加
/r /t 60 /d p:0:0 /c "タスクスケジューラーによる定期的な再起動"
「全般」 タブ、 「トリガー」 タブ、 「操作」 タブを設定したら OK ボタンを押します。設定内容を確認して OK ボタンを押します。
これで、 定期的な再起動タスクの作成は完了です。タスク スケジューラ ライブラリに作成したタスクが表示されていること、 次回の実行時刻が期待した値になっていることを確認してください。
最終更新日
2024-12-12