2015-01-20  Windows

ASLRが有効になっているとAdobe ReaderやIE10など起動できないプログラムがある

Windows にはアドレス空間配置のランダム化 ASLR : Address Space Layout Randomization という機能が搭載されています。この機能は既定で有効化されており 基本的に無効にする必要はありません。

この ASLR を無効にしてしまうと Adobe Reader XI Internet Explorer 10 など一部のプログラムが正しく動作しなくなってしまいます。

無効なアドレスにアクセスしようとしています

たとえば ASLR が無効になっている環境で Adobe Reader XI を起動しようとすると以下のメッセージが表示されます。

AdobeReaderエラー

ASLRの設定を確認する

レジストリ設定で ASLR の有効と無効を切り替えることができます。もしも Adobe Reader Internet Explorer 無効なアドレスにアクセスしようとしています というメッセージを表示して起動に失敗する場合は 以下のレジストリの設定を確認してみてください。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management\MoveImages

レジストリ

MoveImages という DWORD 値が存在して 値が 0 となっている場合 ASLR が無効になっています。MoveImages という DWORD 値自体が存在しない または存在するが値が 1 となっている場合 ASLR は有効です。

MoveImages という DWORD 値が存在する場合は MoveImages 自体を削除するか もしくは値を 1 に変更して Adobe Reader XI Internet Explorer 10 が起動できるか確認してみてください。

最終更新日 2024-12-12
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